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その衣替え、間違ってるかも?来年も服を気持ちよく着るための「しまい洗い」の極意


「衣替え」
その衣替え、間違ってるかも?来年も服を気持ちよく着るための「しまい洗い」の極意

秋の気配を感じると、そろそろ考え始めるのが
しかし、その衣替え、本当に正しい方法で行えていますか?

近年、「どうせ来年また着る前に洗うから」と、洗濯せずに夏物をしまう**「出し洗い」**という考え方が一部で広まっているようです。一見すると効率的に思えますが、実はこれが、お気に入りの服の寿命を縮めてしまう大きな原因になっています。

なぜ「しまい洗い」が重要なのか?目に見えない汚れの恐怖

夏の間、私たちが着た衣類には、汗や皮脂といった目に見えない汚れがたくさん付着しています。これらを落とさずに長期間保管すると、酸素と結びついて酸化し、**頑固な黄ばみや変色の原因**になります。さらに、湿気と結びつけばカビが発生することも。

翌年、いざ着ようと出した服が黄ばんでいたり、嫌なニオイがしたり…。そんな経験はありませんか?
結局着られずに処分し、新しい服を買い直すことになれば、それは家計にとっても大きな負担です。

衣類を大切に、そして長く着続けるために。この秋こそ、しっかりと汚れを落としてから保管する**「しまい洗い」**を徹底しましょう。

洗濯のプロ直伝!「しまい洗い」3つの基本

衣替えは、普段の洗濯方法を見直す絶好のチャンスです。「汚れを服に残さない」ための基本を改めて確認しましょう。

1. **適量を守る:** 衣類、水、洗剤の量は適切ですか?洗濯物を詰め込みすぎると、汚れ落ちが悪くなる原因に。洗濯機の容量の7〜8割を目安にしましょう。
2. **洗いとすすぎを丁寧に:** 洗い時間は5分、すすぎは3回が基本です。洗剤残りも変色の原因になるため、すすぎは念入りに行いましょう。
3. **ひと工夫で差がつく「素材別洗い」:**
* **白い綿のTシャツ:** 黄ばみ防止のため、40度程度の温水で洗うのが効果的です。
* **濃い色の衣類:** 色落ちを防ぐため、常温の水で洗い時間を10分程度に短縮し、すすぎは2回にしましょう。

家庭洗濯?クリーニング?賢い見極め方

衣替えは、汚れを落とすだけでなく「服の状態を維持する」ことも大切な目的です。

* **クリーニングがおすすめの衣類:**
* 色や形をきれいに保ちたい、お気に入りの一着
* スーツやジャケットなど、清潔感が重要なビジネス服
* 家庭での洗濯が難しい素材(シルク、レーヨン、革など)

無理に家庭で洗濯しようとすると、シワや型崩れ、色落ちなどを引き起こし、かえって服を傷めてしまう可能性があります。大切な衣類はプロに任せるという判断も、服を長持ちさせる知恵です。

衣替え」は未来の自分への投資

季節を問わず着られる服が増え、衣替えの習慣そのものが曖昧になりつつある現代。
しかし、衣替えは単なる衣類の入れ替え作業ではありません。**モノを大切にし、長く使い続けるという、私たちの暮らしを豊かにする先人たちの知恵**です。

きちんと手入れされた服は、翌年も気持ちよく私たちを迎え入れてくれます。それは、買い替えの手間や出費を減らすだけでなく、日々の暮らしの満足度を高めてくれるはずです。

この秋、あなたも「しまい洗い」を実践して、服との付き合い方を見直してみませんか?