衣服のコーディネートで静電気を起こりにくくすることは可能です
物と物が接触すると静電気が発生するわけですが、この時一方が+、他方が-の電荷を帯びるようになります。
繊維によって、+や-の電気を帯びやすい性質がありこれを帯電列で表すことが出来ます。
例えば、
ナイロンは毛皮やウール製品に近い電荷(+)を持っており、ポリウレタンはアクリルやポリエステルに近い電荷(-)を持っています。
電位差が多きい(大きい)、組み合わせを重ね着すると、摩擦で静電気が発生します。
毛皮やウール製品により近い生地と、アクリルやポリエステルにより近い生地では相性が悪く、静電気が起きやすくなってしまいます。
結論として、
ウールのセーターにポリエステル100%のフリースを羽織るよりは、ナイロン表地のダウンジャケットを着た方が静電気も発生しにくくなるということです。
静電気のことまで考えたコーディネートで、
一流のスタイリストの仲間入りですね。